白鳥の湖より人気なバレエ!【スパルタクス】

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ボリショイ劇場では、「くるみ割り人形」の次に人気な演目は「白鳥の湖」ではと思う人も多いと思いますが、
実はあまり知られていないのですがボリショイの「スパルタクス」はくるみ割り人形の次に人気な作品です。
チケットは発売されてから2日以内に完売してしまうほどです。
大学院時代に見てから、もうスパルタクスの虜になり、毎年バリショイで見ている作品です。

ボリショイバレエ団やマリンスキーバレエ団など、男性ダンサーもたくさんいるので公演できる貴重な作品なのです。
バレエは常に女性が主役が多く、裏方が男性ダンサーというイメージですが、
スパルタクスは数少ない男性ダンサーメインの作品なのです。

そして、もう一つの魅力は何といっても、ソ連の作曲家アラム・ハチャトリアンの美しい音楽!!

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1903年にジョージア(旧グルジア)のアルメニア家庭生まれ。
彼の音楽はコーカサス地方(アルメニア・アゼルバイジャン・ジョージア)の民族音楽の要素が入っていて、
彼の曲には「コーカサスの血」を感じます。
この名曲「スパルタクス」では力強いパーカッション最大の魅力!


序章がたまなくいいよね。


あらすじは簡潔なのでwikipediaから十分理解できますよ。
全3幕の136分。ローマ帝国が舞台です。
人間を奴隷にしていた紀元前のお話しです。
コロッセウムでの剣闘士奴隷の試合などが作品中にあります。このシーン本当に涙でる。
スパルタクスが友人たちをこの試合の中で、殺してしまうシーンは涙がでてきます。
本当に残酷な時代もあったんですね。
今はコロナに怯える私たちですが、この時代も怖い。


ここで、少しアルメニアについての話。
ジョージア時代にアルメニアに2回行きました。
ジョージア・アルメニア間は陸路で行けます(車で5時間)。
車で行ったとき、湖付近にはザリガニを売っている人がいました。
首都でもレストランではザリガニ料理ばかり。
このアルメニア人ザリガニを食べるのがお好き。
ちょっと日本人には考えられないです。

アルメニアの首都のエレバンにはハチャトリアン博物館があり、人気観光スポットとなっています。
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私もロシアでアルメニア人の知り合いが数人いますが、
みなさんハチャトリアンを誇らしく思っています。
ハチャトリアンのスパルタクスの話になると本当に嬉しい顔になります。
アルメニア人ってビジネスセンスがある人が結構多くて、
ロシアでもビジネスやっている人が多くいます。
もちろん、アルメニア人は性格もきつい人が多いというか結構、嫉妬深いのが私の個人的な意見。

ご存知の方も多いと思いますが、アルメニア人にトルコとアゼルバイジャンの話をしてはいけません。
とくに、私はアゼルバイジャンが好き!とかトルコ人の仲良しの友達がいる!とかそういう系に関しては、ご法度です。
ほんとに嫌な顔になるか、そこで議論がはじまったりしちゃいます。
私もうっかりして、言っちゃうとヒヤヒヤします。

理由は下記の2点。
・トルコとアルメニアの関係が悪い理由は、20世紀初頭に「アルメニア人ジェノサイド」がありました。オスマン帝国領内でアルメニア人に対する大規模な虐殺です。

・アゼルバイジャンとアルメニアの関係が悪い理由は、「ナゴルノ・カラバフ」とい土地での領土紛争が旧ソ連時代から現在進行形で続いています。
私もお仕事の一部で地雷除去関係のお仕事がありましたが、案件が「ナゴルノ・カラバフ」付近の地雷撤去案件でした。
どちらの国とも仲が良いジョージア政府側にはセンシティブすぎて、その案件は保留となった思い出があります。
また、アゼルバイジャンの入国スタンプがあるとアルメニアには入れないことがあるケースがあります。


なので、コーカサス3国を訪れる際は、先にアルメニアに行ってからの、アゼルバイジャンをおすすめします。



今夜のボリショイ劇場の配信をお楽しみに!


2013年の収録のものが放送されるみたいです!
Spartacus:ミハイル・ロブーヒン
Phrygia:アンナ・ニクーリナ
Crassus:ウラディスラフ・ラントラートフ
Aegina:スヴェトラーナ・ザハロワ
(振付:ユーリー・グリゴローヴィチ)


日本でも今年の12月に10年ぶりにスパルタクスの公演が予定されています。
リンク:https://www.japanarts.co.jp/Bolshoi/
東京文化会館
私も知り合いにお知らせしましたが、このコロナの影響でどうなるのか心配ですね。


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